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店の歴史

創業寛政十年(一七九八年)十一代将軍徳川家斉の時代、石見國津和野の薬種問屋として始まりました。 森鴎外先生の家は代々津和野藩のご典医で、私共は森家に薬種を納めておりました。

明治二九年五代目利兵衛が創始した一等丸は、正式許可のもと製造されました。 六代目利兵衛の妻(シゲ)は後に離縁して女優となり、新劇界で活躍した伊沢蘭奢。 一人息子の伊藤佐喜雄は後に小説家になり、第二回芥川賞候補に選ばれましたが、 昭和十一年二・二六事件当日で中止となりました。

森家との縁あって譲り受けた史跡鴎外旧居は、七代目利兵衛が鴎外三十三回忌に町へ寄贈し、 今も津和野を訪れる多くの方が見学されています。